このサイトは、

オーナー社長が舵を取る、年商1〜30億円クラスの会社のための場です。

上場やIPOをゴールとする「金融主導の成長」ではなく、
社長と会社らしさを軸にした「自分たちらしい成長」を重視する企業を想定しています。

ここでは、私たちがどのような会社を前提にサービス・情報提供を行っているのかを整理します。

私たちが想定している会社

私たちが主な対象としているのは、次のような会社です。

  • オーナー社長、または2〜3代目社長が経営の最前線に立っている
  • 社長の意思決定が、そのまま業績や組織の動きに跳ね返る規模の会社である
  • 年商の目安は、おおよそ1〜30億円程度(前後はあって構いません)
  • 従業員数の目安は、数名〜200名程度
  • 非上場の独立系企業(親会社やファンドの意向が支配的ではない)
  • 「会社をこの先どう伸ばすか」を、社長自身が真剣に考えている

法律上の「中小企業」の定義とは別に、
こうした特徴を持つオーナー経営の会社を前提に、サービス設計と理論構築を行っています。

ガバナンス軸 オーナー社長が舵を取る会社

まず重視しているのは、「誰が意思決定している会社か」です。

  • 最終的な意思決定者は社長である
  • 重要な方針変更や投資判断は、社長の判断で決まる
  • 役員や幹部はいても、「最後に決めるのは社長」という構造である

このような会社では、社長の考え方や判断の質が、そのまま会社の成長軌道を決めます。
逆に言えば、「社長が何を考え、どこまで伸ばしたいと思っているか」が曖昧なままでは、組織も迷走します。

そのため、私たちは

  • 社長の頭の中にある成長イメージを言語化する
  • 意思決定の軸を整理し、会社全体に共有する

ことを、支援の中心に置いています。

規模軸 年商1〜30億円クラスの独立企業

規模については、次のようなレンジを一つの目安としています。

  • 年商:1〜30億円程度
  • 従業員数:数名〜200名程度

このレンジには理由があります。

  • 社長がまだ現場感覚を持っている
  • 一方で、社長一人では管理しきれない領域が増え始めている
  • 人・お金・時間の配分を誤ると、そのまま業績に影響が出る

つまり、

  • すでに「趣味の延長」ではない
  • しかし「完全に大企業システムに乗った会社」でもない

という、中間の領域です。

このレンジを外れる会社からのご相談も受けていますが、
理論とサービス設計の基準線は、上記の規模感に置いています。

状態軸 こういう局面にいる会社を想定しています

さらに、「今どんな悩み・局面にいるか」という状態軸でも対象を絞っています。

例えば、次のような状況に心当たりがあれば、このサイトの対象です。

  • 売上は伸びているが、利益やキャッシュが思うように増えていない
  • 人を増やしても忙しさは変わらず、社長も現場も常に手一杯になっている
  • 銀行や税理士からは「悪くない」と言われるが、社長本人はどこか手応えが薄い
  • やれること・やりたいことが増えすぎて、優先順位がつけられない
  • このまま今の延長線上で拡大してよいのか、直感的な不安がある
  • 「3〜5年先の会社の姿」が、まだはっきり描ききれていない

こうした状態は、単純な「営業強化」や「コスト削減」だけでは解決しません。
必要なのは、会社の成長軌道そのものを、一度立ち止まって設計し直すことです。

私たちが「SmallBiz」と呼ぶ会社

私たちは、以上のような特徴を持つ会社を、まとめて

SmallBiz(スモールビジネス)

と呼んでいます。

  • 法律上の区分としての「中小企業」ではなく
  • オーナー社長の意思決定が会社全体に素早く反映される
  • 独立した事業主体として、自分たちらしい成長を選べる

そうした企業のことです。

つまり、「SmallBiz」とは規模を指す言葉ではなく、
ガバナンスの構造と成長のスタイルを指す概念です。

このページで示した「対象となる会社」のイメージに近い企業であれば、
呼び名として「中小企業」であろうと「中堅企業」であろうと、
実質的には SmallBiz の範囲に含めて考えています。

こうした会社に提供しているもの

対象となる会社像を前提に、smallbiz.jp では次のようなサービスとコンテンツを提供しています。

  • 会社の成長軌道診断・成長設計サービス
     オーナー社長が舵を取る会社の「成長軌道」を一緒に設計し、
     何を、どこまで伸ばすかを具体化するための診断・コンサルティングです。
     → 成長軌道診断・成長設計サービスページへ

書籍
 SmallBizの成長戦略や経営の考え方を体系化した書籍・PDF資料を提供しています。
 → 書籍ページへ

  • SmallBizサロン
     同じような規模・スタイルのオーナー社長が集まり、
     成長の次の一手について継続的に学び・対話するためのオンラインコミュニティです。
     → SmallBizサロンページへ

いずれも、「誰に向けたものか」の前提は、このページで示した会社像です。

対象外になりやすいケース

あえて書いておくと、次のようなケースは、私たちとの相性がよくありません。

  • 短期的な節税や、補助金獲得だけを主目的とした相談
  • 親会社やファンドの意向が絶対で、社長裁量がほとんどない会社
  • ひたすらコスト削減だけを追求し、「何を伸ばすか」に関心が薄い会社
  • とにかく売上だけを最大化し、社長自身や組織の負荷は問わないスタイルを望む場合

こうしたテーマが悪いわけではありませんが、
私たちが提供したい価値とは方向性が異なります。

まずはどこから利用すべきか

もし、ここまで読んで

「おそらくうちの会社は、この対象に入っているだろう」

と感じたなら、次のステップが検討の入り口になります。

  • 同じような規模・スタイルの社長と継続的に議論したい
     → SmallBizサロン
  • まずは考え方や理論を知りたい
     → コンセプト

    どの入口から入っていただいても構いませんが、
    「今の会社を、この先どこまで、どのように伸ばすか」を本気で考えたいオーナー社長にとって、
    このサイト全体が役に立つよう設計しています。